雪のない冬

 毎年。この時期は、家の周辺や駐車場の除雪が日課の最大行事であるが、今年は全くその余分な仕事がなくなった。地球温暖化が確実に進んでいることを如実に感じる、今日この頃である。
 雪国に住む高齢者は、皆、朝晩の仕事がなくなったことに内心嬉しいやら、反面、永い人生の経験則から訳もわからない不安感を覚えている。
 特に、農薬に頼らない伝統的な農業に携わる人々は田畑の害虫の自然駆除の影響が気になってしようがない。
 今日ヘルパーさんが、”ふきのとう”の天麩羅をもってきてくれた。
 例年3~4月頃に我が家の裏庭に芽を出すのに・・。なんと早いことか!
「閑話休題」
 1月は日めぐりが、なが~く感じたが、2→3月はなんと早いことか、特別に日課が変わったこともないのに。
 傘寿を迎えても、健康であれば体が”春の訪れ”を察知しているのだろうか・・
 老いたりといえども、内面に生活の苦悩を抱えているであろうも、外面にその表情を億尾にも出さない精神的に健康な中年女性の美しさは、昭和の映画女優に通じるものがある。と、今更ながらつくずく覚える。
 これも、春の悪戯か・・